ついに6年生です

2005年4月4日
もう4月に入ってしまったんですね。
そして私もついに医学部6年生となってしまいました。
世の中には医学部が6年制ということをご存知ない方も少なくなく、5年生から先になると、会話の中で自分の所属学年について話す場面が生じると改めて説明しなければならないことが多いです。
そして6年生が最高学年ということをご理解いただいても、その次には「卒業後には何科に進まれるんですか?」という質問が待っています。
去年から2年間のローテート研修が必修化になったんですけどね。そこまでご存知の方はよほどの物知りの部類に入るのではないでしょうか。
まあ、6年生ではなくても、ただ医学部生というだけで「専門は何科ですか?」と訊かれることが本当に多いです。もう、うんざりするくらい。
この春に医学部に入学される方々も、これからその類の質問をされる場面が何百回もあることを覚悟しておいてください。すでに入学前からご親戚などに訊かれているかも知れませんね。

さて、私は5年生で大学病院での臨床実習(うちの大学ではBSLと呼んでいます)を終え、春休み中は研修先候補として考えている病院の見学に行ったりしていました。
一応、将来的な自分の志望科については、小児科も含めた意味での内科系を考えています。
やはり、どの病院へ見学に行っても志望科について訊かれますので、「ローテート研修中にゆっくり考えてみようと思っています。」などと暢気な答え方をしたらヤル気がないと思われます。それは当然ですよね。わざわざ申し込んで見学に行っているわけですから。自分なりの方向性や見学動機を示せなければ、本当に小学生の工場見学と同じになってしまいます。
そんなこんなで、この春休み中は自分の将来について考えることが多く、付き合い始めてから4年になる彼女とも結構深い意味での相談を重ねました。自分の選択が自分一人だけのものとして完結しなくなりつつある、今はそんな思いが日々強まっているところです。

明日は新6年生のガイダンスがあります。学年全員で手分けして作成した卒業試験対策問題集も製本が終わり、皆に配られるそうです。あぁ、いよいよという気持ちが否応なく高まります。
今年の三大目標は、まずマッチングで第一志望の研修病院へ就職を決めること、そして卒業試験を確実にパスすること、最後の大一番として国家試験で絶対に合格することです。
対策は簡単です。言葉ではね。つまり十分な勉強を積めばいい、それ以上でもそれ以下でもありません。その簡単なことを如何に持続できるか、その成否が1年後の自分の立場を決定します。
自称医師1年前、そのつもりで明日からのカウントダウンを刻んでいくつもりです。

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