最後の長期休暇?

2006年3月1日
最後の長期休暇?
医師国家試験が終わってから今日で9日経ちました。

今年から問題を持ち帰れるようになりましたので、それを受けて予備校では模範解答を発表し、受験生は自己採点をすることができました。
もっとも、試験1週間後に発表された予備校の模範解答より早く、インターネットの2chでは試験直後から解答が議論されていて、激論の繰り広げられた一部の問題以外はほとんど全容が明らかになっていました。
むしろ予備校の発表した模範解答に不備が多く、受験生からの指摘を受けて訂正を重ねられるという始末でした。
私は模範解答のほうで自己採点をしたら当初見込みより10点も下がってしまい、がっかりしながら減点箇所を見直したら納得できないものばかりで、翌日には模範解答の訂正がなされて徐々に点数が回復、ホッと一安心というドタバタ劇でした。
ただし、受験生や予備校のほうで煮詰まった解答が厚生労働省の公式解答(合格発表と同時に公表)では無惨に覆される可能性もあり、そこが医師国家試験の残酷で難しい所です。
数学で方程式の解を求めるかの如く明確に白黒つけられない問題が散見し、その動向しだいで運命が左右されかねず戦々恐々としている受験生も少なくないようです。

“〜ようです”などと我関せず、あたかも高見の見物を装っているようですが、かくいう私自身も全てを最悪へ最悪へと悲観的予測にもっていけば何が起きるか分かりません。
でも、そんなことを言い出したらきりがありませんね。
自分の運命を決めるものは国家試験の合否だけではなく、こうして生活しているだけでも常に交通事故や自然災害などに見舞われる可能性を秘めているわけですから。
実際、自分がいくら心配しようとも合否の決定権は厚生労働省に委ねられていますので、それならば勝手に合格を確信して今日一日を前向きに生きるほうが得策です。

もう私の腹は決まりました。
どうせ合格していますので、今月は研修医になる前に与えられた最後の長期休暇と位置付けて思う存分に楽しみます。
それで一転、もしも残念ながら不合格という結果を突き付けられましたら、それはそれで休暇の延長が認められたものと解釈して新たに前向きな生き方を模索すればよいのです。
まずは何よりも健康が一番!
日々の小さな幸せを見落とさず、心身ともに健やかな毎日を過ごしていきたいものです。

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