意識改革

2006年6月17日
意識改革
長らく日記から遠ざかっておりました。
前回、研修医3日目のオリエンテーション期間中に書いて以来の更新となります。
最初の2ヶ月は肝胆膵外科に配属され、朝は6時半から病棟で採血を始めて帰宅は夜12時近くという日々に埋没していました。
また、医師として習得すべき知識や手技は山のようにありますが、それと同時に病院という組織の中で動いていくための手続き関係が意外に煩雑で(例えば検査オーダーの出し方や他科受診の依頼、手術室への申し込みなど)、そういう意味で初めは事務仕事を覚えて体が病院馴れしていくまでも一苦労でした。
今は漸く右も左も分からず突っ走ってきた時期を過ぎ、そろそろ上からの指示を受けて履行するだけの“作業員”を卒業しなければいけないなと意識改革の必要性を強く感じているところです。
やはり研修医というのは単なる研修制度上の呼称であって、ベテランの専門医であろうが1年目の研修医であろうが患者さんからは医師として見られ、それ相応の期待をされているということを肝に銘じなければいけません。
もちろん現実として上級医との間には知識も経験も圧倒的な差があり、それ自体は仕方ないことなのですが、時間さえ経てば自分もいつかは同じ領域へ到達できているだろうと誤解して漫然と今を過ごしていれば永遠に進歩は望めない、このまま見かけ上の経験年数だけ増していけば本当のダメ医者になるだろう・・・と、今までの自分の姿勢を反省し始めています。
このような思いを文章として残しておくために、今日は久しぶりに日記を更新してみました。
では、またネジを巻き直して頑張りましょう。

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